増毛町の文化財について
増毛町内の文化財をご紹介します。
国指定重要文化財
旧本間邸住宅(旧商家丸一本間家)
名 称 | 旧本間邸住宅(旧商家丸一本間家) |
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指定日 | 平成15年12月25日[建造物] |
所在地 | 増毛町弁天町1丁目30番地 |
概 要 | 本間家は、呉服業・酒造業・海運業などを営み、北海道の日本海沿岸経済の一翼を担った豪商である。 旧本間家住宅は、街路に南面した店舗とその背後の主屋を中心に、附属屋、呉服蔵、醸造蔵が現存している。 主屋は明治27年(1894年)頃に着工、明治35年(1902年)までに竣工した。 店舗は明治26年(1893年)の上棟で、呉服蔵は明治26年、醸造蔵、附属屋は明治27年の竣工と考えられる。 土蔵造や北海道で発達した木骨石造などによる防火性の高い建築群からなる商家の主要施設が良く残り貴重である。 構法や意匠は和風の伝統様式を基調としながら、洋風の技術や装飾を採り入れており、我が国における洋風建築の波及過程を辿る上でも重要である。 |
備 考 | 4月下旬~11月上旬まで一般公開されています。 ⇒詳しくはこちら(旧商家丸一本間家HPへ) |
道指定有形文化財
厳島神社本殿
名 称 | 厳島神社本殿 |
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指定日 | 平成30年3月30日[建造物] |
所在地 | 増毛町稲葉町3丁目38番地 |
概 要 | 厳島神社本殿は明治34年(1901年)の建立であり、組物と彫刻で豊かに装飾された社殿である。屋根は正面に唐破風を付けた入母屋で、本殿は創建以来、覆屋で保護されてきたことから極めて良好な状態で、創建当初の建築形態を伝えている。これを手掛けた棟梁、彫刻師らは越後(新潟県)から来訪し、函館の高龍寺本堂(明治32年(1899年)築)の建築にも携わっている。 以上のように、厳島神社本殿は越後の工人による豊かな装飾が特徴であり、道北地方を代表する歴史的価値が高い社殿である。 |
備 考 | 拝観料 大人300円(高校生以下は無料) 事前に電話でご予約ください。 |
厳島神社奉納絵馬
(源頼光図/文久2年[1862年])
名 称 | 厳島神社奉納絵馬(7点) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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指定日 | 平成30年3月30日[絵画] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所在地 | 増毛町稲葉町3丁目38番地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
概 要 | 増毛町は豊富な水産資源に恵まれた地域であり、特にニシン漁は多くの富をもたらし、経済発展の遺産といえる歴史的資源が現在も多数保存されている。地元住民の信仰の対象であった厳島神社には、海での安全や豊漁の願いを込めた数多くの奉納品が伝来収蔵されている。 中でも「ガラス絵」絵馬を含む、計7点の奉納絵馬は、いずれも往時の営みを伝えるばかりではなく、道内に伝来する近世絵画の中でも、絵画としての質の高さ、当初の奉納場所にまとまって伝来されていること、またガラス絵の希少性とその質の高さを有しており、美術史的観点及び文化史的観点から学術的価値の高い美術工芸品である。
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備 考 | 拝観料 大人300円(高校生以下は無料) 事前に電話でご予約ください。 |
町指定無形文化財
雄冬神楽
名 称 | 雄冬神楽 |
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指定日 | 平成2年4月1日 |
所在地 | 増毛町雄冬 |
概 要 | 明治12年(1879年)に雄冬地域に神楽舞が伝承され、明治24年(1891年)に稲荷神社を現在の場所に移転した際、八戸出身の神楽笛の名手を中心に、再編成、いくつかの舞を加えて現在の形に完成した。 以来、家内安全・大漁祈願を願い伝承されてきた。 松前神楽の流れや八戸地方の太神楽の祭事の影響がみられる踊り。 現在は、清めの舞い「御幣舞」にはじまり、めでたく鯛を釣る恵比寿舞まで14の演目が現存している。 |
町指定史跡
増毛町では、昭和53年以降、歴史にゆかりのある場所を史跡として指定しています。
現在その数は30か所あり、それぞれの場所には史跡を表す標柱が建てられています。
町指定史跡についての詳細はこちらから
1 | 御料局札幌支庁増毛出張所跡 | 昭和53年6月30日 |
2 | 御料局札幌支庁増毛出張所跡 | 昭和53年6月30日 |
3 | 秋田藩増毛元陣屋第一台場跡 | 昭和53年6月30日 |
4 | 普伝寺跡 | 昭和55年7月1日 |
5 | 増毛治安裁判所跡 | 昭和53年6月30日 |
6 | 開拓使増毛他五郡役所跡 | 昭和53年6月30日 |
7 | 秋田藩増毛元陣屋跡 | 昭和53年6月30日 |
8 | 増毛税務署跡 | 平成4年12月4日 |
9 | 増毛新廓跡 | 昭和56年7月25日 |
10 | 津軽藩勤番越年陣屋跡 | 昭和53年6月30日 |
11 | 増毛土木派出所跡 | 昭和54年7月25日 |
12 | 官立札幌病院増毛出張所跡 | 昭和53年6月30日 |
13 | 増毛運上屋跡 | 昭和53年6月30日 |
14 | 水戸藩主一行宿営の地 | 昭和55年7月1日 |
15 | 開拓使増毛船改所跡 | 昭和53年6月30日 |
16 | 入舟町浜茶屋跡 | 昭和54年7月25日 |
17 | 秋田藩元陣屋第二台場 | 昭和55年7月1日 |
18 | リンゴ栽培の父藤原筆吉翁の碑 | 昭和58年7月21日 |
19 | 天塩国水産会さけます孵化場跡 | 平成11年2月10日 |
20 | 雄冬冷清水 | 昭和54年7月25日 |
21 | 雄冬遺跡 | 昭和54年7月25日 |
22 | 舎熊遺跡 | 昭和55年7月1日 |
23 | 旧高橋農場跡 | 昭和54年7月25日 |
24 | 別苅発祥の地 | 昭和55年7月1日 |
25 | 旧増毛山道入口 | 昭和54年7月25日 |
26 | 増毛郡役所出張所跡 | 昭和54年7月25日 |
27 | 阿分発祥の地 | 昭和56年7月25日 |
28 | 松浦武四郎信砂越えの地 | 昭和54年7月25日 |
29 | 信砂水田発祥の地 | 昭和57年8月20日 |
30 | 仁奈良山道・仁奈良駅逓跡 | 昭和55年7月1日 |