暑寒別岳

暑寒別岳は、群別岳(1,376メートル)・南暑寒岳(1,296メートル)・雄冬岳(1,198メートル)などの増毛山地の主峰で、標高は1,492メートルです。

増毛側から望む暑寒別岳は、7月いっぱい残雪があり、山麓に広大な原始林を従え、山頂から晴れた日には大雪山、羊蹄山、利尻山、積丹半島などを一望することができ、多くの登山者を魅了しています。

特に、6月中旬から7月には、山頂一帯にお花畑が広がり、マシケゲンゲ、マシケオトギリなど固有種も見られ、花の名山としても人気です。

登山ルート

暑寒別岳への登山ルートは、増毛町側から暑寒ルート・箸別ルートの2本。雨竜町側から雨竜ルートがあります。この3本のルート以外に暑寒別岳への登山ルートはありません。暑寒ルート・箸別ルートとも登山道の状況は良好です。特に道に迷う場所はありません。

  1. 暑寒ルートのご案内
  2. 箸別ルートのご案内

雨竜ルートについては、雨竜町役場(TEL 0125-77-2211)におたずねください。

登山道の雪渓

登山道の雪渓は7月中旬には消えますが、山開きの頃(6月中旬)は、暑寒ルートで4合目・6合目・8合目の3カ所程度、箸別ルートで4合目・7合目の2カ所程度に雪が残っていますので、注意が必要です。アイゼン等は特に必要ありません。

暑寒のヒグマ

ヒグマの目撃情報は少ないですが、鈴などで登山者の位置を絶えず知らせて歩いてください。ゴミは必ず持ち帰りください。

「ブヨ」・「蚊」に注意

6月から8月、暑寒別岳はブヨ・蚊・アブなどが非常に多く発生します。虫よけスプレーや防虫網など虫よけ対策を必ずしてください。

登山案内

登山に関する問合せについては、商工観光課(TEL 0164-53-3332)まで、お願いします。

暑寒別岳の高山植物

本州中部の山岳では、標高2,500メートルに達しなければ高山植物を見ることができませんが、北海道の山岳では、1,000メートルぐらいから確認することができます。

暑寒別岳では、標高1,400メートルの山頂台地付近にお花畑が広がります。特に、箸別ルートでは標高1,200メートルの7合目付近から山頂にかけて高山植物を楽しむことができます。

6月中旬から8月上旬にかけて100種類を超える高山植物が次々と咲き出します。暑寒別岳の可憐な花たちに是非会いに来てください。

  • エゾツツジ
  • エゾノハクサンイチゲ
  • チシマギキョウ
  • チングルマ
  • シナノキンバイ
  • マシケオトギリ
  • タカネナデシコ
  • キバナシャクナゲ
  • ミヤマオダマキ
  • ヨツバシオガマ
  • マシケゲンゲ